ブミプトラはサンスクリット語からの借用語であり、その意味は「地の民」、つまり「地元民」という意味になります。つまり、ブミプトラ政策とは「地元民」、すなわちマレー人を優遇する経済政策のことを意味します。 この政策は、イギリスからの独立の際に、比較的裕福であった中華系人と先住民のマレー人との間で絶えなかった民族対立の解消が目的でした。政府は民族対立の原因を経済格差が引起こしていると考えたため、内容として経済的にマレー人を優遇し、経済格差をなくすような政策です。 しかし、現在ではブミプトラ政策は影を潜め、外資企業を誘致する考えが強くなっています。背景としては、外資企業を誘致することでマレーシア国民の雇用を生み出すこと、高い専門性を備えたローカル人材を生み出すこと、が挙げられます。 いまだに特定の事業内容(特に国益に関わる事業内容)においては、ブミプトラ政策の影響もあり、資本規制が設けられていますが、多くの事業内容においてはブミプトラ政策を留意する必要はありません。
したがって、必ずしもM&A におけるネックとはならないと考えていますが、特定の事業内容においては留意が必要となります。