本日は、フィリピンでの配車サービスの普及等についてみていこうと思います。
東南アジアでは言わずと知れた便利アプリ、Grabですが、ここフィリピンにおいても圧倒的シェア率を誇り、ほぼ市場の独占状態にあると言っても過言ではありません。
タクシー業界は、一昔前ではメーターを使わず言い値が買値のような風潮でしたが、最近では皆Grabに乗るから強気な値段では客を取れなくなってきているのか、そういった輩は減ってきているように感じます。
そして、Grab一強時代も今や終わりを迎えつつあります。
市場の独占状態であったGrabは、ここ最近で値上げを重ねに重ね、今や一年前の相場から1.5倍くらいになってしまいました。
恐らく、シェア獲得率に加え、競合他社の存在が無く、フィリピン最低賃金が上昇していくなどといった要素からの値上げだったのでしょうか、ついに競合がこの業界に参入してきました。
その名も「InDriver」です。
極寒の地ロシアで生まれたこのサービスは、今や世界でトップ5に入る配車サービスとよばれ、フィリピンでもとてつもない速さで市場の獲得をし始めています。
至る所に広告を飛ばしていたので、リリースされたのがつい最近にもかかわらず既にドライバーを見つけるのは苦ではありません。
Grabとの差別化ポイントは、値段をサービス利用者が決定できる、というところでしょうか。
ある程度の最低金額はその時その時の市場価格によって決められるようなのですが、さらにそこから、ドライバーが見つかりづらいなあと思った際などは、自分で価格を吊り上げることによって、ドライバーを発見しやすくなる、というところが目新しいポイントです。
さて、最後にマイナスポイントにも触れておきますと、1月13日、フィリピンメディアであるPhilippines News Agencyにおいて、InDriverがフィリピン・セブにおいて違法に運営されていることが報じられました。
このニュースによると、LTFRB(フィリピン道路交通省)において適切に運営許可を取っていないにも関わらず、サービスを提供していたようです。
このことから、InDriverは非常に流行や需要などのビジネスに関する嗅覚が鋭いがゆえに、機を逃すことを嫌い、フィリピン政府の規制に反したサービスを提供してしまったように思われます。
確かにビジネスをする上でチャンスをチャンスとして捉え、それをモノにすることは重要ではありますが、あくまで定められたルールのもと、正々堂々商売をしなければいずれはサービスも会社も廃れていくのではないかと、このニュースを見ていて思いました。
今回は以上です。
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