日越関係をみると、遣唐使による接触から始まっているといわれています。
その後、16世紀~17世紀頃に朱印船交易が行われ、その証拠に、ホイアンの日本橋は日本人によって作られたとも言われている橋が残されており、世界遺産にも登録されています。しかしながら、江戸時代の鎖国時期もあったのでその時期は交易の勢いが弱まったといわれています。
20世紀に入ってからは、日本軍の仏印進駐や第二次世界大戦などがありましたが、1951年にはベトナム国(南ベトナム)と平和条約を締結しており、日本からの戦争賠償の支払いもあり国交も回復に向かいました。
ベトナム戦争後、ベトナム民主共和国(北ベトナム)とも1973年から経済協力関係を取り、1975年にベトナム社会主義共和国が誕生し、ベトナム北部のハノイにも大使館を設置し、完全にベトナムとの国交樹立をしています。
1980年代にはベトナムとの貿易は抑制されていましたが、1990年代になり、カンボジア問題も解決に向かい、カンボジアとベトナムに対する経済制裁解除によって貿易は加速し始めたといえます。
2000年代には、ベトナムのWTO加盟や日越経済連携協定も締結され、ベトナムとの貿易の自由度も幅を利かせ始めました。
さらに、2010年代には、EPAが発行しベトナムの看護師や介護福祉士候補者の受け入れやベトナム人の労働者の受け入れが始まり、日越間を行き来する日本人、ベトナム人が増えました。日本に来る技能実習生の数が中国人の数を抜いたのもこの時代だったようです。
2020年代の現在も尚、日本で働く外国人労働者数はベトナム人が最大となっており、日系企業からのベトナム国への注目も続いているため、今後も日越間の国交は勢いを増していくだろうと考えられます。